リサイクル通信が発表した「2016年中古売り上げランキング」9位のエーツーが運営する、駿河屋というショップをご存知だろうか。フィギュアやゲームなどの商材を中心に取り扱い、"マニア"の間では高い人気を誇っている一方、出荷の遅延が指摘されることも多い。それにもかかわらず、なぜ駿河屋は多くの顧客に支持されているのだろうか。エーツー代表取締役社長の杉山さんに、お話を伺った。
構想はパソコン通信時代から
――駿河屋を立ち上げたきっかけを教えてください。
駿河屋というサイトを立ち上げたのは1996年で、会社を立ち上げたのは1998年です。当時所属していた小さなゲームショップの、通販サイトとして立ち上げたのがきっかけです。その後サイトを買い取り、独立しました。そのころから対面での買取ではなく、送付していただいた商品を買い取る「通信買取」を開始しました。インターネット上での通信買取としては、日本初だったんですよ。
――立ち上げ当初のメイン商材は、ゲームでしょうか?
そうですね、レトロゲームです。現在のメイン商材は、フィギュアやプラモデルといったホビー系商品と、アニメ・アイドル雑貨です。最近はファンシー雑貨にも力を入れています。中古品の割合が多く、新品は2割ほどです。
その他にも本、トレーディングカード、CD・DVDなど、幅広く取り扱っています。お客様の大半は自身が興味のあるカテゴリしか見ないので、当社がいろいろな商材を取り扱っていることをご存じない方も多いですね。「同人誌なんてあったんだ」という方もいれば、ただのトレーディングカードショップだと思っている方もいらっしゃいますし(笑)。
売上の9割弱が自社サイト! その集客方法とは
――駿河屋の販売チャネルを教えて下さい。
インターネット上だと、自社サイト、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング。その他にアプリと、実店舗が9つあります。
そもそもの他店舗展開の目的が在庫回転率を高めることなので、在庫を連動させており、チャネルごとに商材を変えているわけではありません。楽天市場とYahoo!ショッピングは玩具がよく売れるのですが、これはモールの顧客層にあった商品が売れているのだと思います。ただし当社の場合、売上の9割弱を自社サイトが占めています。
――9割弱はすごいですね。自社サイトへの集客はどうなさっているのですか?
特別なことは何もやっていません。唯一、SEO対策だけは実施しています。商品点数が多いので、SEOさえしっかりしていればある程度の集客が見込めるからです。ただしSEO対策として特別なことを行っているわけではなく、社内に専門のチームを作り、たとえば「アダルト商品は簡単にアクセスできないようにする」といったような、常識的な範囲内で行っています。
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