電通デジタルは、AIエージェントが商品情報や購入条件を正しく理解し、比較・推薦できる状態を目指す「エージェンティックコマース最適化(Agentic Commerce Optimization:ACO)」の支援サービスの提供を開始した。コマースデータ基盤の整備から運用ルールの定着、購買導線の実現性検証までを一気通貫で支援する。
AIエージェントがユーザーに代わって情報を収集・比較し、購買までをサポートするエージェンティックコマースへの注目が高まっている。多くの企業では商品情報や購入条件が複数のページやシステムに分散し、情報の不足や矛盾によりAIが正しく判断できない点が課題となっている。
サービスは4つのステップで構成される。まず「初心者に適した商品はどれか」「明日届くか」などの検証プロンプトを設計し、AIが価格や在庫、配送などの情報を回答や推薦に活用できているかを評価して課題を可視化する。次に商品詳細ページやFAQ、構造化データなどに分散する情報を棚卸しし、管理の基準となる「正本(一元的なマスターデータ)」を定義。表記揺れや矛盾を解消し、AIが参照しやすいデータ構造を設計する。
データ整備後は同一条件でAI応答を再検証し、更新フローや責任分界などの運用ルールを策定する。さらに外部AIプラットフォームの仕様を確認した上で、AIの推薦からカートやチェックアウト画面へ接続できるかをPoC(概念実証)で検証する。
整備したデータ基盤は、ECサイト内のAIエージェントや接客チャットボットの最適化にも活用できる。
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