キタムラの逸見さんによる、ロンドンオムニチャネル視察レポートをお届けします。第2回は、ヨーロッパのEC、オムニチャネル事情についてです。なぜヨーロッパで店舗受取(クリック&コレクト)が選ばれ、オムニチャネル化が進行しているのか、考察していきます。
編集部よりお詫びと訂正
記事公開当初、ロンドンのチェーン店として紹介していた写真が、ドイツをメインに展開するスーパー「REWE」のものになっていました。訂正してお詫びいたします。ヨーロッパのオムニチャネルは、店舗受取(クリック&コレクト)が主流
前回の米国視察の後、2016年1月にも再び米国に視察に行ったが、それぞれの企業でオムニチャネル化の取り組みに強弱はあったものの、ネットをどう活用すべきかという点では、各社ともしっかりと方針を持っているように感じた。

一方で気になり始めたのがヨーロッパのEコマース、オムニチャネルである。1月の米国視察時に、ヨーロッパのオムニチャネル事業推進者たちと議論する機会があり、店舗受取(クリック&コレクト)が主流であることを知った。キタムラも、ネット注文の中での店舗受取の選択率は、7割を超える。
なぜヨーロッパで店舗受取が選ばれ、オムニチャネル化が進行しているのだろうか。当然、日本と同様に、店舗と住居の距離が近いなどの傾向が考えられた。他にも、例えばキタムラのように商品の専門性などの影響があるのではないか。1万8,500店舗で24時間年中無休であるセブン-イレブンのように、利便性重視による店舗受取率の高さなのではないか、というのも考えられた。

そうした中でコムエクスポジウム・ジャパン社の武富氏にお声がけいただき、ドイツ・イギリス視察ツアーにお誘いいただいただけではなく、その中のイギリス・ロンドンの小売オムニチャネルツアーのコーディネートをさせていただく機会に恵まれた。
ダイヤモンドチェーンストア特集号『欧州小売業大全(2016.3.15号)』、デロイトトーマツ社の『世界の小売ランキング2016(抄訳版)』、そしてネット媒体や現地在住者ブログなどでヨーロッパとイギリス・ロンドンの小売・Eコマース事情を調べる中で、いくつかのことがわかってきた。
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オムニチャネルコンサルタント 逸見光次郎(ヘンミコウジロウ)
株式会社CaTラボ代表取締役、日本オムニチャネル協会理事
1970年東京生まれ。1994年三省堂書店入社。1999年ソフトバンク入社。イー・ショッピング・ブックス社(現 セブンネットショッピング社)立ち上げに参画。2006年アマゾンジャパン入社。ブックスマーチャンダイザー。2007年イオン入社。ネットスーパー事業の立ち上げと、イ...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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