データ活用と「Fビレッジ新駅」を見据えた展望
━━ファン以外の購買行動やニーズを、データからどのように分析し、MDにフィードバックしていますか。
五十嵐:「商品×購入者の属性」というデータは常に注視しています。ファンクラブのランク別に購入傾向を分析し、まだ購入に至っていないお客様にどのような商品が求められるのか。様々なデータから仮説を立て、商品企画につなげています。
曽山:「こういう体験を提供したい」というアイデアを、来場者属性のデータと照らし合わせて、検証しているイメージです。来場者一人当たりの単価(Percap)もKPIとしていますが、加えて来場購入率もKPIの一つとしています。
━━最後に、Fビレッジという強力なリアル店舗とECを掛け合わせ、今後どのようなコマースの形を目指していきますか。
曽山:野球を軸としたビジネスはある程度の土壌ができてきました。今後は、2028年に新駅が開業し、周辺開発が進むことでまったく違う領域が生まれるはずです。
仕事をする方や学生など、新たな生活者が増える中で、生活消費財など「ファイターズではないブランド」としても関わっていくチャレンジを、2027年以降に進めていきたいと考えています。
五十嵐:私たちとしても、まだまだリーチしきれていないお客様がいると感じています。ECも含めてチャネルをどう広げるかが課題です。
今年は苫小牧のイオンやスポーツ用品店、さらには札幌競馬場などFビレッジ・エスコンフィールド外にも商品を置き始めました。Fビレッジになかなかご来場できない方にも新しい体験を届けられるよう、常にチャネルと体験の幅を広げていきたいです。
