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インプレスR&Dが「PODによる新たな出版流通網」構築、全コンテンツホルダーに向けて取次サービス提供

 POD出版は、一冊単位で印刷・製造できるPODの特性を活用し、顧客の注文後に一冊ずつ印刷・製造・出荷する新しいタイプの出版方式で、PODを設置した書店自ら印刷・製造して販売するため、販売価格の決定権は書店側にある。見た目は印刷書籍だが、伝統的出版で適用されている定価販売の対象外となるため、電子出版と同様にセールによる値引き販売が可能なのがPOD出版の販売面での特徴となっている。

 また、出版社にとっては大量の在庫を抱えることなく、印刷書籍を販売できる。これはPOD出版を手がける書店にとっても同様で、事前に仕入れることなく注文に応じて印刷・製造するため、売り逃しがなくなるのが大きな利点となる。

 インプレスR&Dは、2012年3月よりPODを最大限に活用。無在庫販売による出版ビジネスを確立し、ヒット作を出してきた。2015年4月にはPOD流通部分を出版社向けサービスとして提供を開始し、最大手のアマゾンとはPOD取次社として正式契約している。

 出版コンテンツを保有する出版社は、それぞれの書店と個別契約しPOD出版を行うのが一般的だが、インプレスR&DではPOD出版の「取次」をサービスメニュー化することで、POD出版の流通支援を行っている。

 今回、この取次対象を出版社だけでなく、出版可能なコンテンツを保有するすべての法人に拡大。独自の「疑似POD(必要最小限の書籍を事前に仕入れ、売れた分だけ補充する)モデル」を用いることで、楽天ブックスのようにPODを設置していない書店でもPOD出版ができるようになった。これらにより、POD出版流通網が完成したと判断。すべてのコンテンツホルダーに対してPOD取次をサービスとして提供する。

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MarkeZine(マーケジン)
2015/10/19 13:30 https://markezine.jp/news/detail/61342

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