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[トップの本気を実現する経営幹部向け]小売業のためのEC入門

第3回:ECビジネスのための調査 まったく見当がつかなくてもまず始めよう


 新規事業をいくつも立ち上げ、ジュピターショップチャンネル、三越伊勢丹グループ等大手企業にてECの責任者を務めた中島郁さんに、トップの本気を実現する経営幹部に向けて、「小売業のためのEC入門」ノウハウを解説していただきます。第3回は、ECビジネスのための調査がテーマです。

ECビジネスの調査の進めかた:まず、始める

 新規ビジネスを行うときに、現状の問題解決型アプローチでは、結局、すぐに立て直しとなったり、トップの危機感にそぐわなかったりします。できるだけ想像力をふくらませ、構想を広げます。未経験の分野なので、調査・検討が同時に行われることになります。非常に効率が悪く、稚拙に感じることが多いですが、この段階で、手を動かし、自分で考えるということにしっかり時間をかけます。

 調査も通常はポイントを押さえた計画を立てて行うべきですが、本当にわからない分野だと、見当のつけようもなく、目についたあたりから取り掛かります。なので、調査をしながら検討をし、目途をつけていくという進めかたですが、まず、始めます。

 見当のつかない中でも、せめて、下記の事柄を参考にしていただければと思います。

トップの意向の明確化

 まず、あえて情報収集の最初として、トップの優先順位、意向を明確にします。スピードなのか、規模なのか、何らかの自社らしさなのか、何か新しいことをやりたいか、変化なのか。ちゃんと全社でECやオムニチャネルのあるべき姿の検討、合意がされていれば、トップ個人の意向がどうであろうとかまわない、と言いたいのですが、トップの感覚、こだわりというのは、会社の特性や強さの源泉のこともあるので大事にしたいところです。また、ポイントを外すと承認が取れにくくなるのはご存じのとおりです。

 そして、トップが危機感をもって指示ということは、現在とは違ったレベル、アプローチを期待している、また、現状の延長線上では、競争に勝ち残れないと感じているということかもしれません。

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この記事の著者

ネクトラス株式会社 代表取締役 中島 郁(ナカシマ カオル)

新規事業立上げ、急成長事業マネジメントのプロフェッショナル。

ベンチャー、外資、老舗、それぞれで事業立上げ、急成長事業の責任者を歴任。関与分野は、小売、EC、インターネット、メディア、アウトソーシングを含むサービス業等。トイザらスではマーケティング部門立上げ、EC専業法人設立。ジュピターショップチャンネ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/10/06 10:11 https://markezine.jp/article/detail/63983

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