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Salesforce、AIを活用した小売業向けの新ソリューションを発表 購買体験の向上を支援

 米国Salesforce(以下、Salesforce)は、AIを活用した小売業向けの新たなイノベーションとして「Agentforce for Retail」「Retail Cloud with Modern POS」を発表した。これにより、店舗スタッフ、カスタマーサービス担当者、デジタルマーチャントの生産性と売上の向上を支援するとともに、パーソナライズされた購買体験の強化を目指す。

Agentforce for Retailのスキル

注文管理向けコマーススキル

 Agentforceに注文管理機能を追加。小売業者がコストを削減しながら、顧客ロイヤルティを高めるセルフサービス型の注文管理オプションを提供する。顧客は支払いや配送情報を会話形式で更新したり、商品の返品・交換を行ったり、希望するチャネルで注文状況を問い合わせたりできる。

ガイド付きショッピング向けコマーススキル

 小売業者がパーソナライズされた1対1のコンシェルジュサービスをデジタル規模で拡大できるよう支援するもの。顧客は、Agentforceによる予測と顧客データ、在庫データ、オペレーションデータにもとづいたAIエージェントから商品のレコメンデーションを自然言語で受けられる。また、新しいアクションにより、会話形式での商品検索、カートへの追加、支払いが可能となる。

予約スケジュール向けフィールドサービススキル

 AI駆動のスケジューリングとリアルタイムでの空き状況の更新により、配送、設置、相談などの予約においてサービス担当者をサポートする。

ロイヤルティプロモーション作成向けマーケティングスキル

 顧客データ、POSデータ、セグメンテーションデータにもとづいた会話形式のプロンプトを使用して、マーケティング担当者がロイヤルティプロモーションの作成や修正を行うのを支援する。メールの件名や内容がパーソナライズ(英語)されることで、顧客エンゲージメントが向上する。

Retail Cloud with Modern POSの機能

クライアンテリング、在庫管理、エンドレスアイル、AIによる顧客データと在庫データのリアルタイム統合

 店舗スタッフは、買い物履歴、嗜好、ロイヤルティステータスを反映した顧客プロファイルの作成と編集が可能になる。倉庫、コマースチャネル、サプライチェーン全体の在庫状況を確認、更新できるほか、オムニチャネルの顧客、注文、在庫、販売実績データを分析・活用できる。また、AIを活用した音声アシスタント、返品詐欺の分析、パーソナライズされた商品のレコメンデーション機能が利用可能となる。

顧客に様々な配送・交換オプションを提供しサプライチェーンのコストを削減

 オムニカートアーキテクチャにより、商品ごとに異なるフルフィルメント方法(店舗やオンラインでの購入)が設定できる。顧客の希望に応じて、BOPIS(店舗受け取り)、BORIS(店舗返品)、オムニエクスチェンジ(オムニチャネルでの交換)を含む「店頭・EC混合カート」を提供する。

モバイルファースト設計とオフラインモード

 オフライン対応のソフトウェアにより、顧客がどこでも支払い処理できるようになる。決済取引は暗号化され、再接続時に処理可能な状態で保存される。そのため、インターネット接続が途絶えた際や、遠隔地や屋外での販売イベント、繁忙期にも対応可能。

Salesforce統合機能とノーコードのCMSで迅速な導入を実現

 「Salesforce Commerce Cloud」「Order Management」「Service Cloud」との統合により、顧客データのインサイト、注文管理、カート同期、商品情報管理にすばやくアクセスできる。クラウドベースのCMSは、直感的なドラッグ・アンド・ドロップ機能により、店舗独自のブランドに合わせたインターフェースのカスタマイズを可能にする。

 なお、Agentforce for Retailのガイド付きショッピングのコマーススキル、注文管理向けのコマーススキル、予約スケジュール向けのフィールドサービススキル、ロイヤルティプロモーション作成向けのマーケティングスキル、またRetail Cloud with Modern POSの日本での提供開始時期は未定となっている。

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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/24 13:00 https://markezine.jp/news/detail/75115

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