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季刊ECzine vol.14定点観測

D2Cが広がる今こそ取り組もう 物流業務の効率化と標準化

 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。オープンロジの伊藤さんに、物流について聞きました。 ※本記事は、2020年9月25日刊行の『季刊ECzine vol.14』に掲載したものです。

ビジネスが多様化する時代 物流も臨機応変な対応を

 自社ECに取り組む事業者の増加やD2Cブランドの興隆は、デジタル化が進むとともにより勢いを増している。コーディング技術がなくとも容易にECサイトの構築ができたり、クラウドファンディングなどを用いて支持者を集め、小規模でも確実にある程度の売上が見込める商品を生産できたりと、スモールビジネスを立ち上げやすい環境が整いつつあることも一助となっているはずだ。こうした動きは、物流業界にも大きな変化を及ぼしている。

「ShopifyでD2Cを立ち上げたので、立ち上げ時から物流をアウトソースしたいといったご相談が当社にも日々寄せられており、すでに100社以上の実績を上げています」

 昨今勢いをより増しているD2Cは、ブランドの世界観・思想を大切にしながらもSNSなどを活用して顧客の声に積極的に耳を傾け、得た意見はスピーディーに反映する点に大きな特徴がある。顧客とのコミュニケーションに重点を置いているため、接点すべてにおいてブランドを体現すべく、顧客が商品に直接触れる瞬間の体験にも力を入れているケースが多い。

「商品が届いた瞬間に目に入る箱のデザインや梱包資材、開封した瞬間の体験提供まで、ブランド独自の設計をしたいというニーズがたいへん高まっています。しかし、立ち上げ当初のブランドは小ロットでの発注となることが多く、物流を請け負う立場からすると手間の割に売上規模が小さく割に合いません。そうした理由でさまざまな物流業者に断られ、当社にたどり着いたという事業者も多くいます」

 伊藤さんは、「小ロットでの請負が難しいと考える物流業者の気持ちも理解できる」と述べながらも、高まるニーズに対し応える手段を見出す努力の必要性を訴える。

「物流のオペレーションは、『人』でなんとかしようとしているケースがまだ多く見受けられます。しかし、こうした人海戦術はそう長くは続きません。むしろ、すでに崩壊しつつあると言っても良いでしょう。今後は、荷量の増減に臨機応変に対応できる業務の効率化・標準化がより必要になります」

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2020/11/12 07:00 https://markezine.jp/article/detail/67283

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