“コンテンツの最適化”が活用可能なパターンとは?
ここで“コンテンツの最適化”の具体的な活用イメージを紹介しましょう。
①ECサイトでの活用例
複数の商品カテゴリーを抱えるECサイトにおいて、不特定多数の商品が対象となる“60%OFFのサマーバーゲン”を告知する場合。
直近のWEB閲覧履歴から各ユーザーが現在最も関心があると思われる商品カテゴリーを特定(例えば最も最近閲覧した商品のカテゴリー)。
バーゲン告知メールにおいて「60%OFF!」の文字とともに表示される商品群の画像を差し替え可能にし、ユーザーごとに該当するカテゴリー商品群の画像に差し替えて配信する。
②求人情報サイトでの活用例
登録ユーザーに対して、最新の求人情報をまとめたお知らせするメールを配信する場合。
WEB閲覧履歴から、そのユーザーが現在最も関心があると思われる業種を特定。
お知らせメールにおいてTOPに表示する企業を該当業種の企業とする。
いずれのケースも、登録時に取得した“興味のあるカテゴリー”に従ってコンテンツをパーソナライズするという例はありましたが、時間の経過とともに興味・関心の対象が変化します。WEB閲覧履歴を基にした行動ターゲティングならば、各ユーザーの“今現在の”関心にマッチした情報をお届けすることが可能になります。
“コンテンツの最適化”においては、ユーザーの“今現在”の関心に対してどのようなコンテンツを送れるがポイントになります。せっかく特定の関心を持ったセグメントを抽出することができても、そのセグメントにマッチするコンテンツがなければターゲティングの意味がありません。どんな種類のメールコンテンツを用意できるのかをよく検討した上で最適化のストーリーを考える必要があります。
次回は3つめの活用パターンで、行動ターゲティングメールがもっとも効果を発揮する新領域である“新しいセグメントの発見”について紹介する予定です。