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ホットリンクが探る、SNS活用企業の成功の秘訣

XでUGCを創出するには?インスタのフォーマットはどう使い分ける?dポイントクラブのSNS活用を紹介

 SNS支援のホットリンクが「SNSをうまく使ってる」「あの企画良かった」という企業に取材し、成功の秘訣を探る本連載。今回はホットリンクの支援先でもあるNTTドコモのdポイントクラブです。dポイントは一般的な共通ポイントとして広く認知されていますが、その活用方法や特徴を効果的に伝えるためには、適切なコミュニケーション戦略が欠かせません。1億人の会員を持つdポイントクラブはSNSをどのように活用し、ユーザーとのコミュニケーションを図っているのでしょうか。NTTドコモの早津翔太さんに、X、Instagramでの運用戦略と成功事例についてお話を伺いました。

1億人の会員へ情報を届けるdポイントクラブ

――まず、dポイントクラブについてと、早津さんの担当領域について教えてください。

 dポイントクラブは、個人名義の方ならドコモのケータイ回線をお持ちでないお客様でもご入会いただけるポイントプログラムです。私が所属するマーケティングメディア部 サービスマーケティング室 dポイントクラブ担当では、主にdポイントクラブのWebサイトやアプリなど、オウンドメディアの企画運営および開発業務を一貫して行っております。

 dポイントクラブのSNSではX、Instagram、LINE、Threadsのアカウントを有していますが、その中で私は、X、Instagram、Threads活用のチームリーダーを努めています。dポイント経済圏の入り口としてdポイントの価値を伝えるための活用方針の策定、日々の投稿業務、加盟店様とのキャンペーン告知の調整が主な業務です。

画像左:Xアカウント(@dpoint_club:https://x.com/dpoint_club)、画像右:Instagram(dpoint.officia:https://www.instagram.com/dpoint.official/)
画像左:Xアカウント(@dpoint_club)、画像右:Instagram(@dpoint.official

dポイント経済圏のさらなる拡大を目指すSNS戦略

――dポイントクラブのSNS運用の目的や、SNSに期待している役割は何でしょうか?

 dポイントを使っていてもdポイントクラブはご覧になっていない方や、他の通信キャリアを使っていてdポイントの情報が届いていない方もいます。そのような方々に対して、SNSを通じてdポイントクラブが発信する情報を届ける役割と、まだdポイントを知らない方への認知拡大、興味喚起、好意度上昇もSNSの大きな役割です。

株式会社NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー マーケティングメディア部 メディア推進室 dポイントクラブ担当 早津 翔太氏
株式会社NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー マーケティングメディア部 メディア推進室 dポイントクラブ担当 早津 翔太氏

――XとInstagramはどのように使い分けているのでしょうか?

 Xの特長は拡散性と、UGCの発生のしやすさだと考えています。Xには「dポイントで〇〇が買えた」など、日常での活用エピソードがよく投稿されます。そこで、dポイントに関する会話を積極的にしていただき、dポイントを選択してもらえるような態度変容を起こすメディアとして活用しています。

 一方でInstagramは様々な投稿フォーマットの特性を活かして、dポイントの理解促進や、dポイントへ興味を持ってもらうためのきっかけ作りを意識しています。

――目的を達成するために、どのようなKPIを設定されていますか?

 XとInstagramの両方でKPIとして設定しているのはインプレッション数です。さらに社内では、インプレッション数をもとに媒体広告換算価値を算出し、指標として確認しています。Xについては、これに加えてUGC数もKPIとして設定しています。

――SNS運用ではフォロワー数を重視するケースも多いですが、その点はどのようにお考えですか?

 もちろんフォロワー数もモニタリングしていますが、当社ではXとInstagramは認知媒体としての意味合いが強いです。そのため、インプレッション数が重要だと考えています。

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Xではコミュニケーションを通してUGC創出を狙う

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ホットリンク(ホットリンク)

株式会社ホットリンクは、データ分析とUGC(ユーザーによるクチコミ)創出に強みをもつSNSマーケティング支援会社です。戦略設計から効果測定まで一貫したサポートを行い、クライアントの売上向上や認知拡大を図ります

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/10/03 07:30 https://markezine.jp/article/detail/49167

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