eMarketerの予測によると、TAC(Traffic Acquisition Cost:トラフィック獲得コスト)を抜いたAmazonの2012年の全世界での広告売上は6億1000万ドルで、2011年から45.5%増加。2013年には36.9%増の8億3505万ドルとなると予測している。
同社の広告収益は、Amazonのサイトのさまざまな場所、検索結果の近くに表示される広告から得られるもの。この成長を支えているのは、消費者が残している膨大な購入データであり、こうしたデータはGoogleもFacebookも持ち合わせていない。また、Amazonはターゲティング技術も開発。さらにターゲティングを向上させるDSPも開発しており、Kindleといった新しいデバイスへの配信も可能となっている。これらが、ECの巨人Amazonのビジネスをささえていると同レポートでは分析している。
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