AIを活用したソフトウエアの提供を行うAppierは、全マーケティング製品群にエージェント型AIを統合し、8つのAIエージェントを提供することを発表した。今回導入されるAIエージェントは、広告やセールス、インサイト分析まで専門分野に特化し、企業のROI予測・向上をサポートする。
新たなエージェント型AIは「One Data. One Experience. One Agentic World.」というビジョンのもと開発され、分断されていたデータの統合・連携とオムニチャネルマーケティングへの適応性向上を実現していく。

8つのAIエージェントは、以下の通り。
- コーディング・エージェント:プレイアブル広告やインタラクティブ動画を自動生成し、コンバージョン率やインストール数の向上を支援。
- ディレクター・エージェント:広告クリエイティブ制作を自動化し、企業ごとのブランド方針やコンプライアンスに準拠したコンテンツ制作を可能とする。
- ROIエージェント:メディアミックスモデリングによって広告効果を自動分析し、収益最大化を支援。
- キャンペーン・エージェント:キャンペーンのプランニングから実施まで自動最適化。
- セールス・エージェント:24時間稼働し、顧客との対話を通じて購買意欲の向上と注文単価増加を後押しする。
- サービス・エージェント:ナレッジベースに基づいたリアルタイムの顧客サポートを提供し、顧客維持やロイヤリティ向上を強化。
- オーディエンス・エージェント:予測セグメンテーションを活用し、最適なオーディエンス戦略を策定。
- インサイト・エージェント:データをリアルタイムで可視化し、成長に向けた意思決定を支援。
これらAIエージェントの学習・自動最適化機能により、大規模なパーソナライズドマーケティングを実現する。また、中核機能となる「Data Quality Booster」機能がデータの重複排除・補完などを自動化し、精度の高いオーディエンス分析基盤を構築できる。
新谷発表されたAIエージェントは英語、日本語、韓国語、中国語に対応し、各市場で順次展開される。
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