オプトは、2025年9月25日、個社特化型のマーケティングAIエージェント構築サービス「CRAIS+(クレイス・プラス)」の提供を開始したと発表した。

近年、生成AIの進化により多くの企業で業務活用への期待が高まる一方、汎用的な生成AIツールでは自社の特殊な業務プロセスへの適合が難しく、具体的な成果創出に至らないケースが顕在化している。マーケティング領域では、顧客理解、データに基づいた戦略立案、迅速なクリエイティブ改善が求められ、個社に合わせたAI活用が必要とされている。
「CRAIS+」は、個社が保有するデータをセキュアな形でAIに学習させ、ブランドアイデンティティや独自の業務プロセス、マーケティングノウハウを取り込んだAIエージェントを構築する。業務アシスタント、アイデア発想の壁打ち相手、専門的なリサーチから戦略立案、コンテンツ制作まで実行可能だ。
同サービスの特徴は、1,500社以上のマーケティング支援で培ったノウハウと顧客企業データの組み合わせ、業務を深く理解したコンサルタントによる伴走型導入支援、マーケティング担当者が直感的に使えるインターフェース設計となっている。
導入効果として、定型的なレポーティングやデータ分析の自動化による業務効率向上、過去の実績データから成功パターン抽出や効果予測による施策精度向上、AIとの対話を通じた新たなクリエイティブアイデアの発見を挙げている。
既に同サービスを導入した、大手人材プラットフォーム企業では企画のアイデアを広げ、バリエーションを生成するツールを開発し、制作時間を5分の1、Meta広告のCTRが5%UPするなどの効果が見えているという。



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