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博報堂DYホールディングス、デジタルホールディングスの完全子会社化を目的とした公開買付けを実施

 博報堂DYホールディングスは2025年9月11日、インターネット広告事業を手がけるオプトなどを有するデジタルホールディングスの全株式を取得し、完全子会社化することを目的とした公開買付けを実施すると発表した。

 買付価格は普通株式1株当たり1,970円、新株予約権については第9回新株予約権1個当たり79,100円、第10回新株予約権1個当たり95,400円とした。

 博報堂DYホールディングスは新中期経営計画で「クリエイティビティ・プラットフォーム」への進化を掲げ、デジタルマーケティング領域で業界No.1ポジションを目指している。同社グループがマスメディア領域の強みを持つ一方、デジタルホールディングス傘下のオプトは準大手・中堅企業向けのデジタルマーケティングに強みを持つ。

 博報堂DYホールディングスは今回の買収により、より強固なデジタルマーケティング体制の構築、新規アカウント開拓力の強化、「テレビ×デジタル」の統合提案による顧客への提供価値拡張、顧客基盤の拡張、AI活用やコーポレート機能連携による持続的なコスト最適化といったシナジー効果を見込んでいる。

 本取引では、デジタルホールディングス創業者で取締役ファウンダーの鉢嶺登氏と代表取締役会長の野内敦氏が応募契約を締結している。両氏合わせて1,390,000株(所有割合7.44%)を本公開買付けに応募することに合意した。

 一方で、両氏が所有する資産管理会社が保有する株式4,921,000株(所有割合26.35%)については応募せず、公開買付け成立後に博報堂DYホールディングスが資産管理会社の株式を取得する方式を採用する。博報堂DYホールディングスは、取引完了後も創業者である鉢嶺氏と野内氏が一定期間、デジタルホールディングスの経営への関与を続けることを想定しているという。

 なおデジタルホールディングスが手がけるBNPL(後払い決済)サービス事業については、博報堂DYホールディングスとのシナジーが限定的として、公開買付け成立を条件に子会社バンカブルの解散・清算を実施する方針を決定した。

 買付予定数の下限を7,572,454株(所有割合40.55%)とし、創業者らと利害関係のない一般株主の過半数の同意が得られない場合は公開買付けが成立しない仕組みを採用した。
デジタルホールディングスは本公開買付けに賛同の意見を表明する一方、応募については株主と新株予約権者の判断に委ねる旨を決議した。

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2025/09/16 09:30 https://markezine.jp/article/detail/49871

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