Bytedanceは、同社が展開するショートムービープラットフォーム「BuzzVideo」において配信されたパフォーマンス広告(運用型広告)を業界別に分析。これを基に、ゲーム業界の広告効果を高めるクリエイティブTipsを発表した。以下、一部内容を紹介する。
動画と静止画で異なる広告効果を高めるポイント
BuzzVideoが有する3種類の広告枠(インフィード、詳細ページ、ポストロール)では、動画と静止画、二種類の形式で入稿が可能。同分析から、広告効果を高めるポイントはそれぞれで異なることがわかっている。スクエア型の動画広告と、横型の動画広告の比較では、前者のCVRが25.6%高かった。
動画広告の効果を高めるクリエイティブTips
- 横型動画よりもスクエア型動画
- ユーザーに考えさせる要素を盛り込む
- ガチャを訴求する
- 特に新規限定、初心者限定のガチャ訴求は効果的
- 内容の訴求は、ポイントを1点に絞る
- キャラクターの訴求は、1人に絞る
- キャラクターが成長する演出をいれる
静止画広告の効果を高めるポイントとしては、以下の2点が挙げられる。
静止画広告の効果を高めるクリエイティブTips
- キャラクターの訴求は、1人に絞る
- カジノゲームはCTRとCVR共に高くなる傾向に
同分析では、キャラクター訴求の中でも、訴求するキャラクターを絞り込むことが効果的であることがわかっている。訴求するキャラクターを絞り込んだ場合と、絞り込まなかった場合では、最大でCTRが44.4%、CVRが5.3%高くなっていた。
広告素材で活用されているテキストは、大きく10系統
同分析によると、ゲーム業界の広告素材で活用されているテキストは、大きく分類して10系統。どの系統のテキストを使って訴求するかによって、CTR、CVR、CPA、それぞれ違いが現れた。
CPAの低いゲームアプリで多用された「難しさ」はCVRが高くなる傾向に。一方、「キャラクター」や「インフルエンサー」のCVRはそれほど高くないものの、CTR、CPAが高くなる傾向にあった。
【調査概要】
調査主体:Bytedance
調査時期:2020年5月14日〜7月16日
調査対象:BuzzVideoパフォーマンス広告(運用型動画広告)を分析
調査データ数:143タイトル、動画1,259素材、静止画877素材
【関連記事】
・TikTok、UGCを生み出す方法をまとめた「TikTok #Challenge Tips」を公開
・人気楽曲「ポケットからきゅんです!」や米国規制で、若年層がTikTokに注目/LINEリサーチ調べ
・世界の消費者は、TikTok上の広告に好意的/カンター・ジャパン調査
・バズるコンテンツの裏に秘策あり⁉「TikTokクリエイター白書」を発表
・TikTok、国内外の大手メディアと連携し「#TikTokでニュース」を開始 ロイターや朝日新聞らと