Media Shakersが運営するマーケティング調査機関、M1・F1総研は、20~34才の人たちがどのような方法で、商品やサービスに関するクチコミ情報を発信するのかを調査した結果を、12月22日に公開した。
女性の方がまわりの人に伝えたい気持ちが強い
M1層(20~34才の男性)とF1層(20~34才の女性)を比較すると、「周りの人に伝えたいことがあっても伝えないことが多い」と答えた人は、F1層ではわずか9%なのに対して、M1層は16%。F1層は情報発信に対する意欲がより強いことが明らかになった。
男性はメールより直接会う方を好む
情報を伝える方法も、M1層は「直接会う」が最も多いのに対して、F1層は「携帯メール」と答えた人が「直接会う」より若干高く、リアルタイムで情報発信する傾向が強い。とはいえ、携帯で電話をかけるのではなく、メールを利用するのは、いつでも読めるメールの自由度を好んでいるのか、直接のコミュニケーションを避ける傾向があるのかは微妙なところだろう。
年齢が高いほど、携帯よりパソコンのメールを利用
どちらの層も、年齢が高いほど「パソコンメール」を利用し、年齢が低いほど「携帯メール」や「SNS」を使う傾向がある。「SNS」については、M1層は各年代でまんべんなく利用しているのに対して、F1層は年齢が低いほど利用する率が高い。逆に、「携帯メール」は、F1層では各年代まんべんなく利用しているのに対して、M1層では年齢が低いほど利用する傾向がある。
若年層は携帯メールとSNSの併用へ
SNSは若年層を中心に利用者が増えることが予測されるため、今後はクチコミ情報の発信源として「携帯メール」と「SNS」を併用するかたちになりそうだ。
プレスリリース:「M1 層は直接会って口コミ伝達、F1 層は携帯メールをフル活用」(PDF)
トピックレポートVol. 1「M1・F1層の口コミ情報は、年齢により発信方法が異なる!」(PDF)
M1・F1総研