大日本印刷は、2008年にブログやSNSなどで話題となっているキーワードを、視覚化するサービス「未来見」をリリースし、「名詞」を基点として重要語・重要文などを抽出してきた。今回、このサービスに、“買う”、“行く”、“食べる”などの「動詞」も対象とすることで、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」おこなったを分析する、生活者の行動分析機能を追加した。
これによって、“買う”という行動に着目して分析した場合、「何を」買ったのか(ブーツを買った、スニーカーを買った)、「どこで」買ったのか(○○百貨店で買った、渋谷で買った)などの情報を表示したり、「何を」にかかる修飾表現を抽出し、「何色のどんな素材のもの」を買った人が多いのかといった情報も閲覧することができる。
大日本印刷は、コミュニティ型Webサイトの運営会社、ブログサイトに表示するブログパーツ、デジタル機器を利用した店頭電子広告(デジタルサイネー ジ)を展開する企業などにシステムを提供。利用料金(参考価格)は、Webサイト、ブログパーツの場合200万円から、デジタルサイネージの場合500万円からとなっている。大日本印刷は、「未来見」関連のWebマーケティング活動の支援などにより、2010年までに100社からの受注、10億円の売上を見込んでいる。
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