調査は、国内の4221社を対象に4月に行われ、642社が回答した。2009年に行われた前回調査結果と比較すると、2010年度広告費は2009年度とほぼ同程度を見込む企業が多く、復調傾向にある。また、PC、モバイルともに「減らす」の割合が減少し、「増やす」の割合が増加している。
モバイル広告出稿企業が出稿したサイトは「一般のポータル・検索サイト」で45.5%と最も多いが、前回調査時の66.0%からは20.5 ポイントと大幅にダウン。続いて「携帯キャリアのポータル」「SNS サイト」が続いた。前回調査時と比較すると、「商品・サービスの専門サイト」が9.5ポイント増加して、最大の伸び率を示している。
PC広告とモバイル広告、それぞれ企業がチェックしている効果指標は以下のとおり。PC広告では「クリック数」が最も多いのに対して、モバイル広告では「CPC(クリック単価)」が多くなっている。モバイル広告がPC広告を上回っている項目は、「CPC(クリック単価)」「応募者数・会員登録者数」「掲載広告のimp」などで、ユーザーの誘引、視覚面での効果がモバイル広告に期待されていることが明らかになった。
【関連記事】
・グーグル、「Click-to-Call 通話オプション」が携帯でも利用可能に
・D2C、iMenuに「ドコモデゲーム」開設、プロバイダーにAPIを提供して収益還元
・D2C、「D2C リスティング広告iMenu サーチ」の配信開始を延期