マイクロアドは2025年9月30日、日本企業の韓国市場におけるマーケティング支援需要の増加を受け、韓国向けマーケティング事業を展開するビーウェルと業務提携を締結したと発表した。これにより、日本企業の韓国進出や韓国人向け訪日インバウンドプロモーションを包括的に支援するサービスを開始した。

マイクロアドグループはこれまで、中華圏や東南アジアを中心にデジタルマーケティング支援を行い、訪日観光客向けのインバウンドプロモーションや日本企業の海外消費者向けアウトバウンド展開、各国の市場ニーズに合わせたコンサルティングを提供してきた。一方、ビーウェルは日韓間の就労支援をはじめ、人材プラットフォーム「KOREC」やマーケティングソリューション「InFluK」を活用し、韓国市場に精通した施策を展開している。
今回の提携により、マイクロアドのアジアでのデジタル広告プロモーションの知見と、ビーウェルの韓国市場特化の経験を融合。韓国参入を検討あるいは進出済みの日本企業に対し、現地トレンドを踏まえた包括的な支援が可能となる。具体的には、クリエイティブ制作から言語サポート、広告運用まで網羅したデジタルマーケティングや、InFluKを通じた日本語対応、現地消費者ニーズを反映したプロモーション戦略策定・実行を強化する。
さらに、韓国市場進出支援に留まらず、韓国人向け訪日インバウンドプロモーションにも注力し、クロスボーダーマーケティング事業の拡大を図る方針である。両社は今後、アジア全体でのグローバル支援体制を強化し、多様な海外市場のニーズに対応していくとしている。
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