LINEリサーチは、全国の15~25歳の学生を対象に“推し活事情”に関する調査結果を発表した。「推し」の対象は人やキャラクターとなり、それ以外の「モノ(施設や概念)」は除く。以下、一部内容を紹介する。
女子高生・女子大生の約8割が「推しがいる」と回答
まず、推しの有無を尋ねると、「今推しがいる」と回答した女子学生(高校生・大学生)は約8割で、男子学生を上回った。
推しのジャンルは、男子高校生では「VTuber(27.7%)」が1位となり、女子高校生では「アイドル/アイドルグループ(47.6%)」が首位となった。男子大学生のトップは「歌手/音楽アーティスト/バンド(34.3%)」で、女子大学生では「アイドル/アイドルグループ(52.8%)」が1位と支持を集めた。
女子大生の2割以上が「年間10万円以上」推し活に使う
次に、推しを応援するために行う“推し活”の内容を質問。結果、女子学生は男子学生よりも幅広い活動を行っている特徴が見られた。
男子高校生は「関連のグッズを買う/集める(46.9%)」「出演している映像(番組や動画など)をみる(45.2%)」などが中心だった一方、女子高校生では「出演している映像(番組や動画など)をみる(71.2%)」「ニュースや情報をチェックする(60.8%)」「作品(CD/DVD・本・制作物など)を買う(57.1%)」「推しのことを想う/存在に感謝する(53.3%)」が男子高校生よりも30ポイント前後高くなった。この他女子高校生は、「推しをまわりにすすめる・推しについて語る」や「推しの誕生日を祝う」なども挙がった。
大学生では「リアルで出演しているところに行く(男子:30.4%、女子:49.6%)」や女子大学生の「公式ファンクラブに入る(47.2%)」も上位に入った。
続いて、1年間の推し活に使う費用を調べた。高校生では3万円未満(「1万円未満」「1万円~3万円未満」の合計)が約6割を占めた。大学生では「1万円~3万円未満」と「10万円以上」がともに2割台半ばに。特に女子大学生は「10万円以上」が2割台後半と最も高く、高額な推し活への消費がみられた。
【調査概要】
調査方法:スマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国のLINEユーザーである15~25歳の男女学生(高校生、専門学生、短大生、大学生、大学院生)
調査期間:2025年10月15日~10月16日
有効回答数:1,025サンプル
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