LINEヤフーは2025年9月24日、全国の15~25歳の学生を対象に実施したマンガに関する調査結果を発表した。本リサーチはスマートフォン専用の調査プラットフォーム「LINEリサーチ」を利用して実施された。
マンガ閲読頻度は週1日以上が約半数
調査によると、高校生・大学生ともに週1日以上マンガを読む層が多く、高校生では51%、大学生では49%となった。高校生は「週1~3日読む」が全体の2割台半ばを占め、大学生では「ほぼ毎日読む」が2割台半ばで最も高かった。一方で、「まったく読まない」学生も約2割存在し、マンガ閲読の習慣には個人差がみられた。

新たなマンガとの出会いの場は「マンガアプリ」が最多

新しいマンガを見つける方法として、高校生・大学生とも「マンガアプリ」が最も多く、高校生の4割強、大学生の約5割が選択した。そのほか、高校生では「アニメ・映画」や「YouTube」、「X(旧Twitter)」「書店」も3割強と接戦だった。
男女別では、男子高校生で「YouTube」が約4割で最多となる一方、女子高校生は「マンガアプリ」が5割弱で1位となった。また、「TikTok」は女子高校生で3割台半ばと高く、SNSを通じた情報収集の傾向が顕著に表れた。大学生は「X(旧Twitter)」が2位で、「Instagram」は女子大学生で2割強と高かった。
ハマっているマンガは「鬼滅の刃」「ONE PIECE」などが上位

ハマっているマンガのランキング(2025年8月時点)では、高校生は男女問わず「鬼滅の刃」が1位。男子高校生では「アオのハコ」「怪獣8号」、女子高校生では「薬屋のひとりごと」「ハイキュー!!」なども人気だった。
大学生では、男子は「ONE PIECE」が約2割で1位、2位に「葬送のフリーレン」が続き、女子は「薬屋のひとりごと」が2割台半ばでトップだった。なお、男子大学生では「特にない」と回答した層も2割強存在した。
調査概要
調査方法:LINEユーザーを対象としたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15~25歳の学生(高校生、専門学生、短大生、大学生、大学院生)の男女
実施時期:2025年8月8日~2025年8月10日
有効回答数:1,017サンプル
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