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セガXD、セガ、関西大学が電子マンガ閲覧時のユーザー行動データを活用した共同研究を開始

 ゲーミフィケーション事業を展開するセガ エックスディー(以下、セガXD)およびセガは、関西大学 総合情報学部 山西良典教授・松下光範教授らとともに、読書体験の向上を目的とした電子マンガの「ソーシャルリーディング」に関する共同研究を開始した。

 ソーシャルリーディングとは、多くの他者と読書の感想を共有しながら読み進めて楽しむ行為を指す。

 同取り組みでは、読者がスマートフォンなどの電子媒体でマンガを閲覧する際のソーシャルリーディングとしての行動に着目。ユーザーの電子マンガ閲覧時におけるデータを収集・分析することで、ユーザー間のコミュニケーションの促進やレコメンデーション・ファンマーケティングへの活用に対する有用性を明らかにし、商用の電子マンガサービスへの活用を検討していく。

 2023年度事前に実施した基礎調査で、マンガ作品の閲覧時にユーザーにリアクションを喚起させる効果的な方法と、サービスへの活用の可能性に関する複数の示唆を得た。2023年度に得られた示唆を元に、今回の研究では具体的なユースケースを想定し、比較対象として複数種類のユーザーインターフェースを用いたプロトタイプアプリケーションの開発を行う。また、それらを利用した際のユーザー行動の変容に関する追加測定・分析を行っていく予定だ。

 今後は同取り組みを通じて得られた研究成果やノウハウを、製品の機能拡充やパートナー企業への情報提供などを通じて、サービス向上のために活用。さらに、様々なマンガに関わる情報処理やインターフェースの研究および実証実験、社会実装にも協力していく。

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2024/11/01 11:00 https://markezine.jp/article/detail/47380

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