クロスロケーションズは、世界42億のスマホIDを活用した訪日外国人人流データ分析システム「インバウンドアナリティクス+(プラス)」の提供を開始した。

「インバウンドアナリティクス+(プラス)」は、ユーザーが任意に登録した地点の訪日外国人の人流データを高精度に分析・可視化し、マーケティング戦略の策定から効果検証までを可能にするシステム。
同システムでは、世界42億のスマホ端末IDの位置情報データを活用した精度の高い居住国判定を実施し、日本国内で位置情報を発信した月間100万ID以上の訪日外国人データをもとに、人流を可視化する。同システムを活用することで、企業や自治体は訪日外国人の居住国別に来訪傾向を把握でき、ターゲットに対して最適な施策を実施するとともに、その効果を的確に検証できる。
主要機能は「デイリー来訪分析」と「アワリー来訪分析」で、今後は「エリア密集マップ(ヒートマップ)」も追加予定だ。料金は月額20万円で、200地点の分析が可能となっている。
また、同社は支援サービスであるInbound Marketing Serviceのサービスラインアップも強化し、韓国・中国向けのプロモーション支援も展開する。「訪日外国人向けジオターゲティング広告」では、旅マエ(母国)、旅ナカ(日本滞在中)、旅アト(帰国後)の各タイミングで最適な広告配信を実施する。

「韓国市場向けSNS広告」では韓国のインフルエンサーマーケティングに強みをもつクロスアイと提携し、ロケーションデータを活用したSNS広告を展開する。
「中国市場向けデジタルマーケティング」では、中国圏に特化したデジタルマーケティング事業を展開するunbotと提携し、Huawei端末への広告配信やRED(小紅書)SNS広告を提供する。
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