ブランディングの誤解を知り、本質を学ぶ
西口一希(著) 日経BP
「ブランディングをすれば売り上げが上がったり、業績が回復したりする」そんな過剰な期待が抱かれる反面、「ブランディングは効果測定ができない」という認識のもと、ビジネスへの直接貢献の議論が許されない聖域と化してしまう。ブランディングとは「きらびやかな未来をつくるふわっとした何か」という誤解が無駄な投資や活動=失敗につながります。
本書は、P&Gやロクシタンジャポンなど様々な企業でマーケターの要職を務めてきた西口一希氏が、経験した数多くの失敗と成功の末に導き出した、実務活用できる「ブランディング」を解説した1冊です。有名ブランドがつくり出すブランディングの誤解や罠とは何か、どのように目的を設定すべきか、どのような指標で効果を測定するか……。企業規模に関わらず、すべてのマーケターの血肉となる1冊です。
ヒットを「偶然」から「必然」に変える
「どうすれば自社のブランドが選ばれるのか?・売上を増やせるのか?」多くのマーケターが頭を悩ませる課題です。著者の森岡毅氏は「コンセプトをどう作るか」が売上を伸ばす最大のドライバーであるとしています。
では、どう作ればよいのでしょうか? 本書では、USJや西武園ゆうえんち、丸亀製麺など森岡氏が手がけた実際のビジネス事例をもとに、「選ばれる確率(プレファレンス)」を高めるためのコンセプトの作り方がまとめられています。長期休暇の間に、20万字超の重厚な内容にじっくりと挑んでみませんか?
組織デザイン・プロセス改善のバイブル
福田康隆(著) 翔泳社
マーケティングからインサイドセールス、営業、そしてカスタマーサクセスまで。収益化までのプロセスを「型」として捉え、各セクションの連携を最大化するフレームワークを提唱した1冊です。
BtoBマーケターを中心に、もはや「共通言語」と言える存在の書籍。単なるプロセスの解説に留まらず、現場が陥りやすい課題や、真に「顧客の成功」にコミットするための仕組み作りが具体的に綴られています。著者である福田康隆氏は「どの会社にもそのまま適用できるモデルなど存在しない。自分の会社にとっての“THE MODEL”の創造を目指してほしい」という思いから本書を執筆しています。この連休、改めて読み返し、自社が目指すべき組織の姿を思い描く時間を作ってみてはいかがでしょうか。
1時間で読めて、一生役立つ
ジェームズ・ウェッブ・ヤング(著)、竹内 均(解説)、今井 茂雄(訳) TBSブリタニカ(現CCCメディアハウス)
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」――。1940年の刊行(日本語版は1988年刊行)以来、時代や手法が変わっても決して色褪せない、広告・企画業界の「オールタイム・ベスト」として読み継がれている1冊です。
わずか100ページ足らずの薄い本ですが、アイデアが生まれるまでの「5つのステップ」が明確に定義されています。新しい企画が求められるマーケターにとって、思考に行き詰まった時の救世主となるはず。短時間で読めてしまうからこそ、読んだ後にその知見を実務にどう活かせるかが問われる本書ですが、時間にゆとりのある連休中、リラックスした頭で内容を反芻してみることで、ふとした瞬間に新しい「組み合わせ」が閃くかもしれません。
あなたの「推し本」に清き1票を!
今回ご紹介した4冊以外にも、「実務者が選ぶマーケティング本大賞」特設サイトでは投票の「参考本」が多数掲載されています。眺めるていると、あなたの悩みや課題の解決につながりそうな1冊が見つかるかもしれません。ぜひ、サイトを覗いてみてください!
「この本に救われた」「この知見はもっと広まるべきだ」と思える1冊が見つかったら、ぜひその想いを投票に託していただけると嬉しいです。皆様の熱いメッセージをお待ちしております!
