5月20日、博報堂はGoogleの「Audience Insights API」とのシステム接続を開始したと発表した。これにより、北米で先行していたAPI活用の枠組みを日本国内にも展開し、Googleプラットフォーム上の行動データと同社グループが保有する大規模な生活者データの統合を実現する。
「Audience Insights API」は、Google検索やYouTubeなどで得られる膨大な行動データを統計的に分析できるツール。利用者のプライバシーを保護しつつ、ユーザーの興味関心や購買行動を具体的に可視化するため、より精度の高いマーケティングが可能となる。既に北米で実用化されており、エージェンシーが独自のオーディエンスデータと連携させて活用している実績がある。
APIへのアクセスによって、博報堂は独自の生活者意識調査データに加え、Googleプラットフォームから得られる検索傾向や興味関心などのアクチュアルデータを統合することができる。これにより、従来の意識調査データだけでは捉えきれなかった無意識領域を含めた、より包括的な生活者理解を実現する。
APIによって生活者のリアルタイムな行動特性や意図、動画視聴傾向などのインサイトが取得できるため、生活者にとって実効性の高いプランニングを行うことが可能になる。さらにAIエージェント等の技術も活用し、YouTubeなど各種メディアにおいて、特定のインサイトを持つ層へ正確にアプローチできる提供体制を整える方針だ。
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