シープジェイピーが運営する共同購入クーポンの検索サービス「クーポンジェイピー」が、共同購入クーポン市場を独自に集計したデータによると、7月のクーポン販売総額は約32億円。前月実績の38億5830万円を17%割り込む結果となった。1位グルーポン(GROUPON)、2位ポンパレは、前月同様、僅差となっているが、クーポン市場は奇数月に売上を落とすジグザグのトレンドを描いており、7月も両社ともに売上を落としている。7月時点に稼働が確認されたクーポンサイトは約90サイトで、開店休業もしくは休眠状態となっているサイトも多数存在する。
共同購入クーポンサイト 7月の販売金額(末尾は前月比)
1位 GROUPON(グルーポン・ジャパン) 13億3264万円 81%
2位 ポンパレ(リクルート) 13億487万円 79%
3位 一休マーケット(一休) 9990万円 103%
4位 くまポン(GMOくまポン) 9852万円 136%
5位 シェアリー(シェアリー) 8970万円 98%
7月はグルーポンがAKB48とタイアップしたキャンペーンを実施し、テレビCMを通じてノンカスタマー層の開拓に乗り出したほか、月末にはよりリアルタイム性を増した新クーポンサービス「グルーポン・ナウ」を国内でも展開。2位のポンパレは、会員IDを既存のサービス「じゃらん×ホットペッパー」と共通化してポイントシステムの導入を開始。これまで毎月成長を続けてきた「くまポン」は、今月またひとつ順位を上げ、月間売上1 億円目前の4位につけた。
7月にもっとも売れたクーポンは、グルーポンの通販クーポン「とろける半熟カステラ2 ホール」で、1万個(2700万円)を売り上げた。ランキング中の7件をGROUPON が独占しており、訴求力の高さを見せ付けるかたちとなった。
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