マイクロアドは、総合PR会社のベクトルと共同出資により、合弁会社『ニューステクノロジー』の設立に合意した。アドテクノロジーとPRを融合した新ネイティブアドサービスの共同展開を10月1日より開始する。
ネイティブアドとは、ユーザーが通常利用しているメディアもしくはサービスの中で、違和感なく自然になじむデザインや機能で表示される広告のこと。ソーシャルメディア等のネイティブ広告費は2014年に31億ドル、2017年には50億ドルにまで達すると予測されている。(BIA/Kelsey調べ)
昨今、米国および日本国内において従来のディスプレイ広告に取って代わる新しい広告手法として「ネイティブアド」に注目が集まっている。国内では関連サービスの新規参入も増加傾向にあり、ネイティブアドを活用したコンテンツマーケティングの更なる拡大が見込まれる。このような背景から、両社はアドテクノロジーとPRを融合した新ネイティブアドサービスの提供を目的に、合弁会社設立の基本合意に至った。
ニューステクノロジーが提供を開始する新サービス「BLADE PR」とは、PRとして露出された編集記事のクリエイティブやコンテンツを、外部メディアの広告枠及び記事下の関連記事に表示させ、ターゲットとなる適切なユーザーに記事を届けるサービス。本サービス開始に伴い、クライアントが求めるより良質な記事を届けるWEBメディアの運営も開始する。
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