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電通、Googleの協力のもとプライベート・マーケットプレイス構築へ

 電通は、日本のインターネット広告市場における新たな取り組みとして、Googleの持つプレミアム広告枠が選別できるアドエクスチェンジ(DoubleClick Ad Exchange)などのテクノロジーを活用し、媒体社が保有する付加価値の高い限定されたプレミアム広告枠を中心に形成するプライベート・マーケットプレイス(以下、PMP)の構築に向けた活動を本格化する。

 現在、インターネット広告の世界においてはRTB(Real Time Bidding)型の運用型広告が市場を席巻しつつある。一方で、市場の急速な拡大に伴い、さまざまな課題が顕在化してきている。例えば、広告主にとっては、すべての広告掲載サイトが把握できないといった課題、媒体社にとっては、自社媒体に掲載された広告主情報が十分に把握できなかったり、入札という市場原理が取り入れられたことで、広告枠に価値の均質化が生じたりしている。

 今回のPMP構築の取り組みでは、広告主、広告会社、媒体社が、広告の掲載サイトや価格について事前に取り決めを行い、広告掲載サイトの把握と取引の透明性の確保を容易にし、広告主や媒体社が抱える課題の解消につなげる。今後は、日本における統合的なプレミアム広告枠の販売手法の確立に向けて、価値の高い広告枠を保有する媒体社のリクルーティングを進めるとともに、第三者配信プラットフォームやDSPとの連携といった施策をGoogleのサポートを得ながら進めていく。

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2014/10/06 15:30 https://markezine.jp/article/detail/21033

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