ジャストシステムは、「アドブロッカーアプリに関する利用実態調査」を実施、結果を発表した。調査の結果、アドブロッカーアプリの認知率は3割にとどまるが、認知者の3割がアプリを利用し、4割が興味を持っていることなどがわかった。
アドブロッカーアプリの認知率は3割
パソコンやスマートフォンにインストールすると、インターネット上の広告をブロック(非表示)できる「アドブロッカーアプリ」を、「知っていて、詳しく説明できる」人は10.7%、「知っているが説明できるほどではない」人は24.2%で、「アドブロッカーアプリ」の認知率は34.9%だった。
「アドブロッカーアプリ」認知者のうち、「現在利用している」人は33.3%だった。利用はしていなくても「利用を検討している」人は17.0%、「興味はある」人は29.6%で、認知者の46.6%が興味を持っていることがわかった。
アドブロッカーアプリ利用者の8割「ストレス減った」
「アドブロッカーアプリ」を利用する理由の最多回答は「Webページを閲覧する際にバナー広告が邪魔だったから」(58.1%)で、次いで「動画視聴の際に広告が邪魔だったから」(51.0%)、「Webページの表示速度を速くしたかったから」(46.5%)だった。
なお、「アドブロッカーアプリ」の利用者に効果をたずねると、「コンテンツ閲覧のストレスが減った」(83.9%)、「Webページやコンテンツの内容をじっくりと見ることができるようになった」(76.1%)、「Webページの表示スピードが改善された」(75.5%)と答えている。
認知者の6割が「ホワイトリストによる広告表示」に否定的
広告主となる企業から報酬を受け取ることでホワイトリストとして登録し、その企業の広告はブロックされないようになるアドブロックアプリについては、24.5%が「利用したくない」と回答。「あまり納得ができない」(21.5%)、「利用者のことを考えずに、利益ばかり追求している」(15.5%)、「利用したいWebサービス自体を有償にしてよいので、アドブロックアプリを使わなくても広告表示をしないようにしてほしい」(5.6%)と続き、67.1%が「ホワイトリストによる広告表示」に否定的であることがわかった。
【調査概要】
調査名:「アドブロッカーアプリに関する利用実態調査」
調査期間:2016年4月7日(木)~11日(月)
調査対象:10~60代の男女1,332名