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Facebook、オーディエンスネットワークで動画広告のリーチ拡大~ブランド認知などの目的にも最適化

 Facebook社は、オーディエンスネットワークにおいて、動画広告の機能を拡充することを発表した。同社は2014年にオーディエンスネットワークを開始し、Facebook以外のアプリやウェブサイトにもFacebook広告を配信可能となった。従来はダイレクトレスポンス目的が重視されてきたが、これにより、ブランド認知や広告想起といった目的に対しても最適化できるようになった。

上:インストリーム動画広告、下:インアーティクル動画広告

 用意されるフォーマットはインストリームとインアーティクルの2種類。インストリーム動画広告はモバイルとデスクトップに対応し、動画コンテンツを再生する際に、再生前(プレロール)、再生中(ミッドロール)、または再生後(ポストロール)に表示される。配信先には、USA Today Sports Media Groupなどが含まれる。

 インアーティクル動画広告は、Daily Mailなどのパブリッシャーのモバイルサイトに配信され、記事本文の段落間に表示される。広告が半分以上画面内に表示されると、音声はオフの状態で動画の再生が始まる。この形式は、まずはインスタント記事に向けて配信が開始される。

 同社内部のデータによるとオーディエンスネットワークを利用した場合、モバイルニュースフィードのみに配信した場合と比べ、平均で1割程度リーチを増やすことが可能。また、広告の関連性をより高められるため、FacebookやInstagramよりも頻繁に利用しているアプリがあるターゲット層に対しては、頻繁に利用しているアプリのほうにより多く動画広告が配信される。

 効果として、初期のテストでは、Facebook、Instagram、オーディエンスネットワークのすべてをまたいで動画広告を配信することで視聴単価が下がることが確認されている。

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MarkeZine(マーケジン)
2016/05/17 11:45 https://markezine.jp/article/detail/24423

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