KDDIは、法人向けに訪日外国人の接客対応品質および顧客満足の向上を目的とした「KDDI AI翻訳」と「KDDI TV通訳」の提供を開始した。
「KDDI AI翻訳」は、音声入力もしくは文字入力により、英語、中国語、韓国語の翻訳が可能なアプリケーションサービス。音声認識や翻訳過程にディープラーニングなどのAI技術を活用し、会話の中に出てくる曖昧な表現にも対応できる認識精度を実現している。
「KDDI TV通訳」は、多言語対応できるオペレーターがタブレットの画面越しに、接客対応者と訪日外国人との間で、異なる言語での会話をそれぞれ通訳する三者間通訳サービス。英語、中国語など9か国の言語に対応している。
簡単な会話はアプリケーションによる「KDDI AI翻訳」、接客時に複雑な案内が必要な場面では「KDDI TV通訳」を利用することで、状況に応じて迅速な接客対応が可能となる。なお、両サービスともに対応言語は順次拡大が予定されている。
羽田空港国内線旅客ターミナルを管理・運営する日本空港ビルデングが、2016年3月より、羽田空港国内線旅客ターミナル内の案内所などで「KDDI TV通訳」を実証利用中だ。
【関連記事】
・NTTデータ、ディープラーニングによる「AI記者」実現の可能性を検証
・日本経済新聞社、AIを活用した「決算サマリー」の配信スタート
・トヨタ・コメダ珈琲店・KDDI、地球約65周分の「ながらスマホ運転」防止を達成
・KDDI×よみうりランド、 IoTシューズを活用した体験型迷路アトラクションを開始
・KDDI×ナビタイム、VRで日本と世界をリアルタイムに繋ぐ遠隔旅行サービス「SYNC TRAVEL」