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過去100万本のニュースをAI解析・国内企業の将来予測へ ゼノデータ、時事通信と業務提携で合意

 経済ニュースや決算情報をAI(自然言語処理技術)で解析し、企業の業績への影響を予測するSaaSサービス「xenoBrain(ゼノ・ブレイン)」を開発するxenodata lab.(以下、ゼノデータ・ラボ)と時事通信社が、業務提携で合意した。

 両社は、2019年3月に資本提携したが、本日8日から時事通信社が保有するニュースコンテンツをxenoBrainに取り込んでその機能を強化するとともに、xenoBrain販売拡大に向けて時事通信社が協力し、ニュースコンテンツを活用した新たな収益モデル構築を目指す。

ゼノデータ・ラボ 代表取締役 関洋二郎氏(写真左)/時事通信社 代表取締役社長 大室真生氏(写真右)

ゼノデータ・ラボ 代表取締役 関洋二郎氏(写真左)
時事通信社 代表取締役社長 大室真生氏(写真右)

 xenoBrainは、経済ニュースや決算情報に含まれる過去の経済事象の連関から、企業の利益影響をAIが自動で分析し、業績予測を行うサービス。特許取得済みの高度な自然言語処理技術がゼノデータ・ラボの強みであり、文章中から意味を把握し構造化データに落とすことで、経済ニュースの因果関係を可視化。上場企業の決算短信や有価証券報告書の解析結果と組み合わせることで、経済にまつわる出来事があったとき、その前後にはどんな事象が発生し、上場企業の業績がどのように変化するかを予測することができる。これまで、上場企業の分析業務効率化などを目的として、大手金融機関を中心に展開を進めてきた。

 一方時事通信社は、メディア向け一般ニュースと専門家向けの実務情報を手がける総合メディア企業だ。新聞社や放送局にニュースを配信する報道機関であると同時に、金融機関や企業にプロのニーズに応える経済専門情報を提供。さらに、省庁や地方自治体には行政の専門ニュースを届けている。最近ではポータルサイトなどを通じて、個人向けにニュースや映像を提供するデジタル分野のサービスにも取り組んでいる。

 今回の提携により、xenoBrainの解析対象に時事通信社の蓄積するニュースコンテンツが加わる。xenoBrainの解析対象ニュースは今までグローバルな記事がメインとなっていたが、今回時事通信社が保有する過去10年で100万本を超える豊富なニュースが加わることにより、より精度の高い国内企業の将来予測が配信可能になる。また、ユーザーはxenoBrain上で時事通信社のニュースを直接閲覧できるようになる。

業務提携概要図
業務提携概要図

 また時事通信社が長年培った全国78拠点の販売網を活用し、xenoBrainの販売支援を行っていく。これによりxenoBrain販売先の顧客層が広がるほか、新たな顧客ニーズの発掘も目指す。時事通信社は、保有するニュース資産を活用した新しい事業の形を実現することとなる。

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