チャットサービス開発・提供の空色は、顧客導線にあわせた最適なチャット接客を提供できる新機能「WhatYa Buttons(ワチャ ボタンズ)」を2021年10月にリリースした。
同機能は各SNSからの導線や、利用者の状況にあわせた複数のシナリオを用いることで、戦略的に購入に向けた後押しを行うもの。導入第一弾として、ダイドーフォワードが運営する「NEWYORKER 公式オンラインショップ」にてPoC(概念実証)を行った。
PoCの結果※、「WhatYa Buttons」導入前後を比較した場合、有人対応に接続するチャット発生数が約5倍増加。チャットボットに比べ有人対応は、よりパーソナルな相談が可能になることからCV獲得へつながるアクティブユーザー獲得に期待できる。
また、これまで、チャット発生数のうちファッションに関する質問は、約4割だったが導入後、約7割まで増加。「商品詳細ページ」「カートページ」「サンクスページ」のページごとに顧客が抱えているニーズに適したチャットボタンを訴求することで、アクティブユーザーの獲得につながったと考えられる。
※※2021年7月と、導入後2021年10月の比較
各SNSで商品やブランドに興味をもった潜在顧客がサイトへ遷移し、買い物を楽しむという顧客行動が定着している。一方で、利用者がサイトに来訪しても企業と顧客のエンゲージメントを築けずにサイト離脱してしまう課題もある。これを受け「WhatYa Buttons」は開発された。
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