発表された「消費意欲指数」は、消費意欲が最高に高まった状態を100点としたときに、6月の消費意欲は何点ぐらいかを一般生活者415人に質問した結果をまとめたもの。
2008年6月の消費意欲指数は先月から3.6ポイント減少して49.1点となり、1993年4月の調査開始以降3番目の低い数値となった。また、前年同月比も4.0ポイント減少し、6月としては調査開始以来の最低値。男女別でも、男性が先月比で2.4ポイント減少の45.7点、女性が4.7ポイント減少の52.5点となり、男女とも6月としては調査開始以来最低となっている。
内閣府が発表した4月の景気一致指数は2か月連続で低下、景気後退期入りの可能性も指摘されるなか、総務省発表の4月の全国消費者物価は7か月連続で前年同月より上昇と、家計にとっては厳しい状況が続いている。7~8月は夏休みのレジャー消費などで消費意欲が高まる傾向があることから、どこまでこの指数が回復するかが注目される。
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