小物はクローズアップで撮影する
コインや貝殻など、小さな物を撮影するときには、レンズを被写体に近づけてクローズアップ撮影をします。通常のレンズでは、そのレンズサイズで明記されている最短焦点距離までしかピントが合わず、クローズアップ撮影ができない場合があります。その場合、マクロレンズを使うか、コンパクトカメラでレンズが変えられない場合には、マクロ機能を使います。
マクロ機能は、1センチ~数センチの距離まで、被写体に近づいてもピント合わせが可能です。小物撮影においては、マクロ機能は必要不可欠です。いざ撮影現場に臨んであわてないよう、事前に自分のカメラのマクロ機能の、最短焦点距離を確認しておきましょう。
小物に限らず、たとえば花の撮影など、ある一部分をクローズアップで撮影するときにも、マクロ撮影は活躍します。花びらや花弁など、細部をはっきりととらえた写真は、マクロ撮影によって撮影されています。
一眼レフでは、マクロ専用の単レンズとマクロ機能が搭載されているズームレンズがあります。クローズアップ撮影をよく使うのであれば、マクロ機能のあるレンズを日頃持ち歩くようにするといいでしょう。