AP通信の報道によると、動画投稿サイト「YouTube」のCEOチャド・ハーリー氏が、「世界経済フォーラム」(通称「ダボス会議」)の席上で、「YouTubeで得た収益の一部をユーザーに分配する準備がある」と語ったという。
「世界経済フォーラム」は、世界各国の要人やビジネスリーダーが集う国際会議。1月27日に登場したハーリー氏は、YouTubeユーザーの創造性を育成するために、ユーザーのコンテンツに対してなんらかの代価を支払う用意があることを明らかにした。具体的にどのようなシステムでユーザーに還元するのかは発表されなかったが、「実現は数カ月のうち」と語った。
日本では、JASRACがYouTubeに対して、著作権を侵害する動画投稿の防止策について申し入れており、2月上旬にハーリー氏を含む同社幹部の来日が予定されている。
参考資料:"YouTube to Share Revenue With Users" (AP)