Googleの情報サイトGoogle Blogoscopedで5月16日、GoogleのウェブメールサービスGmailで、メールに添付されたPowerPointのファイルをスライドショー表示できたという報告があった。
Google Blogoscopedの記事によると、PowerPointファイルが添付されたメールには、「View as HTML」「View as slideshow」「Download」の3つのリンクが表示され、「View as slideshow」をクリックすると、PowerPointのファイルをスライドショー表示することができるという。この機能は一般ユーザー向けに正式公開されたものではなく、一部ユーザーが「View as slideshow」のリンクのURLに含まれる"disp=vah"の記述を"disp=vgp"に変更することで可能になるという。MarkeZine編集部でも試したが、確認することはできなかった。また興味深い機能として、PowerPointファイルをスライドショーとしてホームページに埋め込めるようembedタグ付きのHTMLソースが表示されたという。
Googleでは現在、Google Docs & SpreadsheetsとGmailで、ExcelとWordのファイルをブラウザ上で表示・編集・保存することができる。GoogleはMicrosoft Officeに含まれる2つの主要アプリケーションの機能をウェブ上で無料で提供し、今度はついにPowerPointにも触手をのばしたようだ。パッケージ製品の製造・販売という同じ土俵には立たずに、じわじわとMicrosoftの牙城を侵食していくGoogleは、次に何をターゲットとするのだろうか。
"Google’s Presentation Application?"(Google Blogoscoped)