グーグルは、「CM」「広告」「キャンペーン」といった単語と一緒に検索された2011年上半期の急上昇検索ランキングを発表した。以下のキーワードを実際に「CM」などと一緒に検索してみると、今年の上半期にどんな作品が注目を集めたのかがわかる。
【急上昇 - CM部門】
1位 キーエンス
2位 AC
3位 果汁グミ
4位 ローリーズ ファーム
5位 プチ ウナコーワ
6位 マキシマムザホルモン
7位 zoff
8位 JR九州
9位 GREE
10位 コッコアポ
CM部門の1位は「キーエンス」。センサーや測定器などを販売する同社のCMでは、ピンク・レディーのヒット曲「UFO」を元スーパーカーの中村弘ニが編曲。パフォーマンス集団「白A」が出演し、近未来的なイメージを演出している。7位のメガネショップ「Zoff」は10周年を記念して、水原希子を起用したCMキャンペーンを展開。8位の「JR九州」は3月12日に全線開通した九州新幹線のCMで震災後の日本に感動を呼んだ。10位「コッコアポ」は石原さとみを起用したCMを展開している。
【急上昇 - 広告部門】
1位 AC
2位 ベルリッツ
3位 東京電力
4位 ユニクロ
5位 ヤマダ電機
6位 ペプシ
7位 イオン
8位 イトーヨーカドー
9位 ニトリ
10位 ANA
広告部門の1位は「AC」。ACはCM部門でも2位に入っている。震災後、企業CMの代わりに放映されたさまざまなCMが話題を呼び、なかでもあいさつをすることの大切さを伝えるCMでは、「ぽぽぽぽ~ん」というフレーズが話題となった。2位は英会話学校の「ベルリッツ」。日本人が話す英語が外人にはこう聞こえるという例をモノクロ写真を使った交通広告を目にした人もいるだろう。現在は名字が「トダさん」の人に英会話レッスンをプレゼントする一風変わったキャンペーンを展開している。
【急上昇- キャンペーン部門】
1位 レッドブル
2位 吉野家
3位 ジョージア
4位 マクドナルド
5位 パスコ
6位 ネスプレッソ
7位 松屋
8位 ローソン
9位 伊藤園
10位 丸美屋
1位「レッドブル」は、昨年のF1世界選手権でレッドブル・レーシングがタイトルを獲得したことを記念して、ゲーム機やグッズなどが当たるキャンペーンを展開した。キャンペーン部門では、トップ10のうち、飲料、食品、ファストフードなど食品関連が9割を占めている点が特徴的だ。
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