次世代コミュニケーションプランニング
博報堂、電通、グーグルを経て、株式会社スケダチを立ち上げた高広伯彦氏が、コミュニケーションプランニングとは何か、それが今、どのように変わりつつあるのかについてみずからの経験を織り交ぜながら考察しています。
企業と消費者のコミュニケーションは大きく変わったといわれますが、実際のところその変化とはどんなものだったのか。そのときその現場にいた人、そのことについて考え続けてきた人にしか書けない内容。新しく業界に入ってきた人も、いま自分の仕事にもやもやしている業界人にも示唆を与えてくれます。
「広告」「メディア」「消費者」「クチコミ」「コンテクスト」についての5章で構成。ちょっとしたエピソードも楽しく、すぐに読み終わってしまいますが、何度も読み返したい1冊です。
入門 ウェブ分析論――アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版
ついに出ました。MarkeZineでも数多く寄稿している小川卓氏による、ウェブ分析の入門書の増補改訂版です。
アクセス解析ツールのしくみ、ウェブ分析で使われる指標についての基本的な説明はもちろん、ウェブ分析の前提となるサイトの目標の設定、サイトの課題発見から改善、集客と導線の最適化など、分析の結果をどのようにサイトへと反映させるのか、ウェブ分析が何に役立つのかを具体的にわかりやすく解説。
さらに、ソーシャルメディア分析、アトリビューション分析など、一歩先行くトピックについても網羅しています。まずはこの本からスタートです。
アトリビューション 広告効果の考え方を根底から覆す新手法
「アトリビューション」とはなんでしょうか。本書では、「コンバージョンにいたるまでの流入元の履歴データをもとに、各流入元に配分されたコンバージョンへの貢献度」と解説しています。
コンバージョンにいたるまでに、どのような施策が貢献したのかを分析するアトリビューション分析について、アトリビューションという概念がなぜ生まれたのか、どのようなデータが必要なのか、主要なアトリビューションモデル、それを予算配分やメディアプランに活かすアトリビューション・マネジメントの考え方などを紹介しています。
実際に業務としてたずさわっている業界人のコラムも収録。コンパクトですが盛りだくさん。押さえておきたいキーワード満載です。