SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

ゲーミフィケーション実践編

日本のおもてなし文化をデジタルに表現!ゲーミフィケーションの未来像とは?【ゲーミフィケーション実践編第5回】

 前回は優良顧客を育てるための視点として「熟練性・関係性を高めるためのゲーミフィケーション手法」を紹介しました。最終回となる今回は、ゲーミフィケーションが「おもてなし」の表現手法となっていくというビジョンについて解説していきます。(バックナンバーはこちら)

競争優位性の観点で、おもてなしは最適化に勝る

 ゲーミフィケーションをWebマーケティングに活用する本連載の全体的なテーマは、接客手法・顧客育成手法としてゲーミフィケーションの関係性でした。私はWebの未来像としてテクノロジーによる最適化というよりも、むしろヒューマンなおもてなしの有無が競争優位性につながっていくと考えています。今回はその姿としてゲーミフィケーションが「おもてなし」の表現手法となるビジョンを紹介していきます。

日本のおもてなし文化

 私は拙著 『ゲームにすればうまくいく』 の執筆にあたって、「ゲーミフィケーションがおもてなしの表現手法になるのではないか」という主張を裏付けるべく「おもてなしとは一体どんなものだろうか?」ということを調べたことがあります。

 その調査の中で、どうやらおもてなしの源流は茶道の様式の中にあるのではないかと気付きました。現在においても、おもてなしが体現されている場所として、例えば祇園花街や老舗旅館というものがあげられます。私自身が京都出身だということもあり、様々な方に助けていただいてその“中の人”へのインタビューなどを行いました。そして、おもてなしとゲーミフィケーションの共通点を発見し、またおもてなしをテクノロジーで表現する手法としてのゲーミフィケーションに大きな可能性を感じたのです。

「おもてなし」の3つのエッセンス

(1)長期的な関係を前提に考える
(2)顧客に合わせて対応を変える
(3)上位顧客と互いに切磋琢磨する

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
おもてなしの“ジェネレーションタイムバリュー”

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
ゲーミフィケーション実践編連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

深田 浩嗣(フカダ コウジ)

15年にわたりモバイル領域でのデジタルマーケティングを提供しECを中心に200社以上のWebサイト立ち上げ・改善を実施。2014年、株式会社Sprocketを設立、Web接客手法でコンバージョンを最適化するツール「Sprocket(スプロケット)」を開発・販売する。短期的なCVRの向上にとどまらず、中長期的なLTVの向上を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/07/25 14:00 https://markezine.jp/article/detail/17431

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング