日本ユニシスグループは7月2日、日本毛織の大型商業施設「ニッケコルトンプラザ」において、同社の人流解析サービス「JINRYU」の新機能「滞留検知機能」を活用し、入店から購買までの顧客行動データをもとに効果的な施策を検証する実証実験を開始した。
「JINRYU」は、カメラに併設された小型コンピュータ上で映像上の人物や顔を認識し、その人物の動線や顔から推定した年齢・性別などの情報を同社の「IoTビジネスプラットフォーム」上で可視化・分析するクラウドサービス。
標準機能として、動線の可視化、ヒートマップ、人数カウント、年齢・性別の推定などの機能を備えており、企業の利用用途に合わせたカスタマイズも可能だ。
7月29日までの期間で実施される今回の実証実験では、「JINRYU」に搭載された人物の動線や属性、滞留を検知する機能によって、店舗内で「購入するまでの顧客行動」を把握。
顧客行動とイベント情報や売り上げデータなどを統合して分析することにより、現在実施されている施策の効果を測定するだけでなく、テナントの収益拡大につながる将来的な施策を提案するなど、さらなる付加価値創造のための仕組みづくりをしていく。
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