統一感のなさが課題に
MarkeZine編集部(以下、MZ):Instagramの活用を始めた背景を教えてください。
大渕:我々はこれまで、DMや折り込みチラシを中心とした紙媒体を中心とした告知を行ってきました。しかし、どちらも反応が悪くなっており、紙媒体で伝えられる情報の限界を感じるようになったんです。その中で、Instagramをはじめとした各種SNSアカウントを立ち上げたのが最初でした。
MZ:御社はインターネット広告代理店であるフルスピードの支援のもと、Instagramアカウントを運用していると思うのですが、立ち上げ期から支援を受けていたのでしょうか。
大渕:いえ、最初は自社で運用を進めておりました。しかし、フォロワーが増えず、投稿するネタにも困っていたため、フルスピードさんの力を借りることにいたしました。
MZ:フルスピードのFSさんから見て、日本橋西川のInstagramアカウントはどういった課題を抱えていたのでしょうか。
フルスピードの担当者(以下、FS):一番の課題は投稿されている画像に統一感がなかった点ですね。テレビのパブリシティ情報などの投稿など、他のSNSで発信したほうが良い投稿も混ざっており、トーンがバラバラでした。まずは、その解消が第一の課題でした。
手頃な商品と眠りに関するトピックを紹介
MZ:Instagramアカウントの投稿をどのように改善していったのでしょうか。
FS:日本橋西川様は老舗で高級な寝具を提供しているイメージがあるため、それだけではないことを伝えられる投稿を意識して、改善しました。
Instagramでは20代を中心とした女性にアプローチする目的があったため、もう少し手頃な価格で手に入るタオルなどの商品やスヌーピーなどのキャラクターとコラボした商品を紹介し、女性が「なんかいいな」と親近感の湧くビジュアルを載せた投稿を考えていました。
大渕:西川=布団、老舗のイメージがどうしても付きまとってしまっており、次の世代へのアプローチが課題として挙がっておりました。そのため、FSさんの言っていた手頃な価格の商品紹介はもちろん、眠りの重要さや楽しさなどを知っていただくコンテンツなどの企画もお願いし、モノだけでなくコトも伝えていけるアカウント運用を目指して参りました。