SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Z世代のアプリMAUランキング、非ゲームではSNSが1〜4位を独占【App Annie調査】

 App Annie Japanは、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータを基に、Z世代(16~24歳)のモバイルの利用動向をまとめたレポートを発表。以下、一部内容を紹介する。

多くの国でZ世代のMAUが増加

 Z世代の平均月間アクティブユーザー数(以下、MAU)の前年同期比の成長率は、多くの国でその他の世代(25歳以上)より上回っていた。

タップで拡大
タップで拡大

 モバイルファースト新興市場のインドネシアでは、40%の増加率を記録。世界で最も急成長している市場であることを表している。世代間での成長率の差が最も大きかったのは米国で、Z世代のMAUはその他の世代の2倍近く増加した。一方日本では、その他の世代の成長率のほうが上回っており、今後のZ世代の成長率に注視していく必要がありそうだ。

Z世代でエンゲージメントの高いアプリは?

 モバイルアプリに費やす時間を世代別に見ると、いずれの世代も非ゲームアプリより、ゲームアプリに多くの時間を費やしていることがわかる。

タップで拡大
タップで拡大

 ゲームアプリについては、Z世代よりもその他の世代が約10%頻繁にアクセスしており、約20%長く時間を費やしている傾向に。一方、非ゲームアプリでは、1アプリあたりのセッション数において、Z世代が約20%多い120回、月間平均利用時間では約10%多い4.1時間以上となった。

 世界10ヵ国(ブラジル、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、メキシコ、韓国、トルコ、英国、米国。以下、同)における、非ゲームアプリのカテゴリー別の利用時間の増加率については、ほぼすべてのカテゴリーで、Z世代がその他の世代を上回っていた。

タップで拡大

タップで拡大

日本のZ世代のゲームアプリ利用時間は世界平均の約1.5倍に

 世界10ヵ国ごとの、Z世代の月間セッション数と月間平均利用時間を見ると、日本のゲーム利用時間は市場の中で最も多く、世界平均の約1.5倍となった。一方、非ゲームアプリで費やされる時間と頻度は最も低く、ゲームと非ゲームの1ユーザーあたりの平均月間セッション数はほぼ同等だった。

タップで拡大
タップで拡大

「TikTok」など無料配信アプリの新規ユーザーが一気に増加

 エンタメカテゴリーのアプリ利用状況において、Z世代と25~44歳の世代を比較すると、それぞれ「Netflix」「Hulu」「Amazon Prime Video」などの動画ストリーミングアプリの利用が伸びていた。

タップで拡大
タップで拡大

 2020年3~4月、新型コロナウイルスの影響から「TikTok」など無料配信系アプリの新規ユーザーが一気に増加した。Z世代のユーザーが多いアプリとしては、「Twitcasting(ツイキャス)」や、お絵かきアプリの「アイビスペイント」が挙げられる。

コロナ禍で“人との繋がり”を持つアプリのニーズが高まる

 ソーシャルカテゴリーのアプリにおいても、Z世代と25~44歳の世代間で使用するアプリに変化が見られた。2020年3月、Z世代において「LINE」や「Discord」の利用時間が約130~140%増加(前月比)。「Zenly」は約155%の急成長となり、全体の総利用時間を押し上げた。コロナ禍において、Z世代は”人との繋がり”を意識していたと思われる。

タップで拡大
タップで拡大

 2020年3~4月、25~44歳の世代においても、ソーシャルアプリの総利用時間が増加。約115%の成長を記録した(前月比)。一方、アクティブユーザー数の成長は5%未満に留まり、「LINE」や「Facebook」など既にインストールしているアプリへの時間消費が多く見られた。

日本のZ世代におけるMAUランキングTOP10

 日本のZ世代における、ゲームアプリMAUランキングでは、「モンスターストライク」「荒野行動」「パズル&ドラゴンズ」「ポケモンGO」といった、人気ゲームが上位にランクイン。

タップで拡大
タップで拡大

 非ゲームにおいては、1~4位をSNSアプリが独占しており、他者とのコミュニケーションに使用するアプリが上位に。その他、ショッピングアプリやフリマアプリ、音楽アプリなどがTop10入りした。

タップで拡大
タップで拡大

【関連記事】
O2Oアプリの導入数、過去5年で大幅に伸長するもDL数は昨年比で減少傾向に【ヤプリ調査】
EC利用率が大きく増加したのは40代/最も伸びたアプリは「UNIQLO」【ジャストシステム調査】
23.9%がアプリに不満を感じたらレビューを書きたくなる/動作の不安定が不満のカギ【FROSK調査】
フリマアプリでの売却比率が10%上がれば、アプリ利用者が新品に支払える上限金額も上昇【メルカリ調査】
CtoCアプリはメルカリとヤフオク!が2強/購買につながるSNSはLINE【ジャストシステム調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/10/26 15:10 https://markezine.jp/article/detail/34695

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング