※本記事は、2025年5月刊行の『MarkeZine』(雑誌)113号に掲載したものです

生成AIを活用し顧客の声を分類
プラスアルファ・コンサルティングは、SaaS型テキストマイニングツール「見える化エンジン」に、生成AIを活用した分類アシスタント機能を搭載した。
同機能では、生成AIの活用により目的に応じた粒度でカテゴリーを自動で設定し、顧客の声を分類できる。これにより、導入企業での課題把握や改善施策実行の高速化・高度化を支援する。
具体的には、SNS、口コミサイト、アンケートなどの大量の定性データを分類するカテゴリーのベース案を自動で作成。コールセンターなどで頻繁に寄せられる課題やクレームを迅速に特定できる他、カテゴリー項目ごとに指示文をチューニングすることで分類結果の精度を高められる。また分類カテゴリーの提示からリアルタイムでのデータ集計・分析まで一つのプラットフォーム内で行える。

メディックスが新規上場を発表
デジタルマーケティングの総合コンサルティングを手掛けるメディックスは3月19日、東京証券取引所スタンダード市場へ新規上場した。
上場にあたり、同社は顧客満足の追求と企業活動を通じた経済の活性化、人材育成に注力し、持続可能な社会の実現に貢献していく。
ゲーム体験を活用したマーケティング施策
ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスと、ゲーム開発を手掛けZ世代マーケティングの支援事業を展開するtenshabiは、『フォートナイト(Fortnite)』のゲーム体験を活用した次世代型マーケティング施策を展開する。
具体的には、「Don Quijote Prop Hunt」と題されたゲーム空間で、MEGAドン・キホーテ渋谷本店と、オリジナルブランド「情熱価格」「偏愛めし」などの商品が圧縮陳列された様子を再現。プレーヤーはかくれんぼバトルを楽しめる。
同取り組みにより、国内外の若年層や訪日観光客との新たな接点を創出し、ブランド認知と来店促進を強化する。またゲームと連動したキャンペーンを実施しクーポンや特典を活用することで、来店頻度の向上やアプリ会員化を促進していく。
店舗にデジタルサイネージプラットフォーム採用
NTTドコモは、同社が運営するドコモショップ約2,000店舗にてデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS(セルディス)」の採用を決定した。
同サービスは、トラース・オン・プロダクトが開発・運営を手掛ける、IoT技術を用いたデジタルサイネージプラットフォームだ。直感的に操作がしやすいユーザーインターフェースで、番組や放送スケジュールの作成も自由に行える。
商品理解と購買を促進するリテールメディア
サイバーエージェントは、小売りアプリ内で商品理解と購買を同時に促進するリテールメディア「Retail Booster」を提供開始した。
Retail Boosterは、消費者が自ら特典を獲得しにいく仕組みを構築し、動画やアンケートを通じて商品理解を深めた上で購買へとつなげる広告配信サービスだ。ユーザーはアプリ内で配信される商品動画の視聴やアンケート回答を行うことで、小売店で使えるポイントや当該商品のクーポンを獲得できる。
これにより、メーカー企業は動画やアンケートを通じた商品理解と購買を同時に促進することが可能に。またID-POSとの連携により、対象者を絞ったターゲティング配信もできる。