SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

CMS徹底活用ガイド

「CMSをめぐる状況は変化している」
目的に応じた使い分けが可能な「NOREN Entry Box」


不祥事、人材採用…個別ニーズに対応

不祥事があってもスピーディーにWebへ反映

 シリーズ第一弾として2008年12月にリリースしたのが『NOREN Entry Box -緊急告知-』(以下、NOREN EB -緊急告知-)だ。企業のモラルが今まで以上に問われる現在においては、不祥事を起こした際には自社サイトでより早く状況を伝えることが必須となっている。この製品を導入することでサイト全体がCMS化されていなくても、不祥事の経緯や責任の所在を公表できるメディアを持つことができるわけだ。

 根津氏は「不祥事が起きたとしても、正直かつ真摯な姿勢で説明を行うことで、評判が上がるという例もあります。Webサイト上での公開は、企業が信頼を得るための手段として必ず考えるべきことであると思います」と語る。また、「不祥事に関する説明記事を掲載したものの、『そろそろいいか』といった、企業側の勝手な考えで掲載をやめてしまうような姿勢や、逆にすでに誰も話題にしなくなった事件のことをずっと掲載しておくのも問題です」と、アクセス状況に応じた記事の掲載の重要性も指摘する。

 NOREN EB -緊急告知-は、Webの技術知識がなくても確実に発信できるだけでなく、サイト来訪者の関心や確実度合いを把握できる機能を持っているため、このようなニーズに合致した製品と言える。加えて、不祥事だけでなく、災害告知やイントラ向けの活用も十分に対応ができるという。

携帯サイトからの就職活動ニーズに対応

 2009年が明けてすぐ、シリーズ第二弾としてリリースされたのが『NOREN Entry Box -採用情報 -』(以下、NOREN EB -採用情報-)だ。根津氏は「近年では携帯電話からのエントリーが非常に多くなっており、学生の4割~5割が携帯からエントリーしているという話もあります。これに対し企業は『携帯サイトには企業情報など最低限の情報掲載で十分』と考えている傾向にあり、学生の動きに対応できてません」と語る。

 NOREN EB -採用情報-は、こうした背景の中、企業の人事部門が必要とする要件を1つにした製品だ。採用のプロであるテンプスタッフテクノロジー社との連携により、「就職を希望する人の視点」でのサイト構築を可能にした。PCサイト向けだけでなく、携帯サイト向けにも構築ができるため、就職希望者は、より手軽に企業とコンタクトをとれる。

 「採用を控えるようになっている今の状況とは逆行しているようにも思いますが、企業戦略を支える優秀な人材を集めるためには、質のよい採用ページは必要だと思います」と、NOREN EB -採用情報-の開発コンセプトについて語る。

Webビジネス全般を支援するサービスへ

 『NOREN Entry Box』シリーズは、今後も第三弾、第四弾と、シーンや用途別に提供していく予定だという。根津氏は「社内やパートナー企業との間では、IR情報やプレスリリースなど、企業サイトの中でも更新頻度やアクセスアップが重視されるコンテンツに特化したものを作ろうという話があります。また企業だけでなく、大学や病院、商工会議所など、新たな顧客層との接点を持つパートナー企業と一緒に、第五弾、六弾…とリリースしていきたいと思います。2007年までは『NOREN=(イコール)CMS』でしたが、現在は『NOREN=(イコール)Webビジネス』と考え、Web戦略に有効なラインアップを拡充していきたいと思います」とNORENの展望を語り、締めくくった。

目的に応じた活用が可能な「『NOREN Entry Box』」の詳細
『NOREN Entry Box』 - 緊急告知 -
『NOREN Entry Box』 - 採用情報 -

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
CMS徹底活用ガイド連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/03/13 11:21 https://markezine.jp/article/detail/6456

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング