2025年10月8日、The Trade Deskとロイヤリティ マーケティングは、Pontaデータのオムニチャネル広告への活用に関する協業を発表した。今回の連携により、広告主はThe Trade Deskの広告バイイングプラットフォーム上でPontaのリテールデータを利用したターゲティング配信および効果測定を実施できる。
ロイヤリティ マーケティングは、全国約160社の提携企業を持ち、リアル購買やライフスタイル、価値観に関するデータなど、1億2,340万人超(※2025年8月末時点)のPonta会員データを保有する。
このデータを活用することで、広告主はOTT、コネクテッドTV、デジタルアウト・オブ・ホーム(DOOH)、モバイル、ディスプレイ広告など、多様なチャネルを横断した広告配信やプランニングが可能となる。
本サービスの特徴は、オーディエンスターゲティングの精度向上だけでなく、広告接触から実際の購買行動に至るまでの購買リフト効果を可視化できる点である。今後は、キャンペーンの購買貢献度をPontaデータで測定するメニューの拡充も予定されている。
なお、個人情報は特定されない形でデータ連携を行っており、関連する法令・ガイドラインに基づいて運用される。今回の協業は、日本市場におけるリテールデータを活用した広告の発展につながるとしている。
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