グローバルアドテクノロジー企業のThe Trade Deskは、インターネットを通じて動画コンテンツを配信するストリーミングTV向けのオペレーティングシステム(OS)「Ventura」を開発したことを発表した。
Venturaは、直感的なユーザー体験の提供するができる広告を提供する。具体的には、プラットフォームを横断したコンテンツ検索、パーソナライゼーション、サブスクリプション管理、関連性が高い広告を提供する。
また、ストリーミングTV広告のサプライチェーンの効率化、先進技術の活用を特徴とする。具体的には、同社が開発したOpenPathやUnified ID 2.0などの技術を活用し、広告インプレッションの価値と価格を正確に評価・設定し、関連性の高いオーディエンスにより的確にリーチすることを目指す。
The Trade Deskのジェフ・グリーン CEOは「ストリーミングTV広告のサプライチェーンの競争力と透明性確保が必要な段階にある。コンテンツを所有していない客観性を持った企業からOSが提供されるべき」と述べている。
同OSは2025年より、スマートTVメーカーやストリーミングサービス集約事業者を通じて展開される予定。すでにDisney、Paramount、Tubi、Sonosなどからの支持を得ている。
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