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第106号(2024年10月号)
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現場PMから学ぶ“失敗しない”プロダクトマーケティング術

第1回 “広義のマーケティング”をもう一度見直そう!

はじめまして。サイボウズ株式会社でプロダクトマネージャーを務めている、石原です。このコーナーでは、私自身が製品開発をする際に何をどう考えてプロダクトマーケティングを進めていったのか、実体験を踏まて解説していきます。

足元を見直すために“コトラー”の復習を

 第1回目の今回は、あらためてマーケティングとはなんだろうか? という点を振り返ってみたいと思います。現代マーケティングの第一人者フィリップ・コトラー氏は著書『コトラーのマーケティング・コンセプト』の中でマーケティングをこのように定義しています。

『マーケティングとは、充足されていないニーズや欲求を突き止め、その重要性と潜在的な収益性を明確化・評価し組織が最も貢献できる標的市場を選択したうえで、当該市場に最適な製品、サービス、プログラムを決定し、組織の全成員に顧客志向、顧客奉仕の姿勢を求めるビジネス上の機能である』

 長くてとても覚えにくいので、簡潔に「マーケティングとは、顧客のニーズを満たすことである」と私は要約しています。

 私が社会人になった当時、最初に教わったことの一つに、「顧客の声なき声を聞く」と言う言葉がありました。開発部に配属された自分にとって、その言葉はとても新鮮で、今から振り返ってみても、マーケティングとは何かを端的に表している言葉だったのではと思っています。

 さて、マーケティングを体系だって学び、実践すると、違う側面(市場の選択、自社ポジションの選択、ブランド醸成など)の難しさも見えてきます。しかし突き詰めていくと、顧客ニーズを満たすという原点に回帰していきます。

 では、プロダクトマネージャーの立場でマーケティングを考える場合、まず何を考えるべきなのでしょうか?

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この記事の著者

石原 悠(イシハラ ハルカ)

サイボウズ株式会社 プロダクトマネージャー
1977年生まれ、2001年4月にサイボウズ株式会社に入社し、プログラマーを経て新規事業の企画・立ち上げに従事。現在はフィードパスのサイボウズASPの立ち上...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/05 09:00 https://markezine.jp/article/detail/677

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