このブレイン・マシン・インターフェース(BMI)と呼ばれる技術は、人が考えるときに脳内で発生する微弱な電流や血流の変化を正確に計測・解析することで可能になる。新開発のBMIでは、頭皮上の電位変化を計測する脳波計と、脳血流の変化を計測する近赤外光脳計測装置を併用。これら2つの複雑な情報を統計処理する情報抽出技術を新開発したことにより、脳活動を高精度に判別することが可能になった。
このBMIを用いて、頭部にセンサーを装着した使用者に「右手」「左手」「足」「舌」の4つの選択肢を提示し、それらの部位を使用した運動をイメージしてもらう実験も行われており、計測したデータをリアルタイム解析して使用者のイメージを判別し、その結果を受け取ったASIMOが手や足を上げるなどの動作を行ったところ、世界最高水準の90%以上の正答率を達成したという。
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