バンダイナムコゲームスとネットマイルは、5月に小中学生を対象とした塾・通信講座についてのアンケート調査を実施し、592名から有効回答を得た。
学校以外の方法で勉強をしている子どもは約6割で、塾に通っているのは3割、通信講座を利用しているのは4割ほど。利用を始めたきっかけで多いのは、塾では「親に言われて」(34.1%)、「通信講座」では、「自分のペースで勉強したかったから」 (35.0%)となっている。
塾で学習している教科として最も多いのは「算数・数学」で、小学校低学年を除くすべての学年で8割を超えている。「英語」は小学校低学年で50.0%だったのが、小学校中学年で26.9%と半減し、高学年で36.8%と増加した後、中学生では86.5%と急激に伸びている。塾では学習教科には偏りが見られ、学年とともに大きく変化しているのに対して、通信講座では算数・数学、国語、理科、社会、英語の5科目を、各学年でほぼまんべんなく学習している。
「塾」「通信講座」ともに学年が上がるにつれて自発的に勉強する傾向が高くなり、個人の勉強スタイルが確立されていく姿勢がうかがえる。このうち、塾通いでうれしいことについてたずねたところ、「成績が上がる」や「学校でならうよりも前に教えてもらえる」が上位を占め、「学校以外で友達にあえる」や「ちがう学校の友達ができる」といった、友人関係に注目した回答を上回る結果となった。
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